カウチンセーターについて

ロバーツニットでは、カナダ直輸入のカウチンセーターを通販しています。
カウチンセーターのメーカーは、カナダ老舗のカウチンセーターメーカーであるKANATA(カナタ)社製のカウチンセーターのほか、伝統的なデザインを取り入れながら新しいスタイルを生み出しているGranted(グランテッド)社製のカウチンセーターをお取り扱いしています。

KANATA(カナタ)社は、カウチンセーターのメーカーとして有名であり、人気のある老舗ブランド。
『一生ものの耐久性』とキャッチコピーがつくほどの良質なカウチンセーターは、カナダの熟練ニッターさんが1枚1枚丁寧に手編みをしているセーターです。

KANATA社製カウチンセーター、Granted社製カウチンセーター

カウチンセーターのご注文ついて

KANATA社製のカウチンセーターは、ご注文決済後すぐ発送できるセーターと、
お取り寄せになるセーターがございます。
お取り寄せしてからの発送の場合は、約2週間程度でお届けさせていただきます。

Granted社製のカウチンセーターは、ご注文決済後にメーカーへオーダーとなります。
ご決済後に編み始めますので、お届けまで約1ヶ月〜1.5ヶ月かかることがございます。
なお受注生産品につき、ご返品や交換は不可となっております。
あらかじめご了承くださいませ。

 

カウチンセーターとは

カウチン族が編んだカウチンセーターカウチンセーターとは、カナダの先住民であるカウチン族(カナダに住んでいるネイティブ・インディアン)の編んだセーターのことをいいます。

そのデザインは、カウチン族の母から子、子から孫へと長い間受け継がれてきた伝統的な編み図パターンであり、鹿やワシなどの狩猟動物をモチーフにしたものや、雪の結晶などの幾何学模様をモチーフにしたものがあります。

セーターデザインは、くるりと丸まったヘチマえりに、ファスナーやボタン留め開閉のジャケットタイプを主としており、袖のないベストデザインもあります。
ベストデザインは、ファッションのちょっとしたアクセントにしたり、少し寒い時にはおるなどで手軽に着まわしできるので、寒い地域にお住まいの方によくご注文いただいております。
 

カウチンセーターの素材

カウチンセーターは、ピュアバージンウールを100%使った手編みのセーターです。
脱脂していないウールを極太の毛糸にしたものを使って編んだセーターですので、編み目が詰まっていて暖かく、油分を多く含む毛糸のため、防水防寒効果が高いのが特徴です。

またウールのメリットは、自然素材のため呼吸していることです。
通気性が良いので、身体が汗をかいても風を通しますし、ウール本来が持つ防菌効果のため臭くなったりしません。そこにカウチンセーターが10年はもつ、といわれる秘密があります。

KANATA社製のカウチンセーターは、1枚1枚、カナダの熟練ニッターによって丁寧に編まれており、脱脂してないウールを使っているので、しっかりしていてとても暖かいです。
毛糸に含まれている油分を逃さないためにも、できるかぎりお洗濯は避け、毛玉を手で摘み取るくらいのお手入れで大切に長く着て下さいね。

 

カウチンセーターの歴史

次にご紹介する読み物は、1976年にカナダに移住して以来、貿易やカナディアンセーターの製造にかかわり、カナタ社のカウチンセーターを日本に販売するエージェントしてご活躍されている牛島さんにいただいたものになります。カウチンセーターの歴史と特徴について詳しくありますので、長い文章になりますが、よかったら読んでみて下さいね。

 

『1973年、カナダを旅行中の私はバンクーバー市内の民芸土産物店で初めてカウチンセーターと出会いました。茶、グレー、生成りといった天然色だけで編まれた独自の編み込み模様とまだオイルが残った極太の毛糸のどっしりとした迫力の風合い。強く心を魅かれたものの、当時の私には手の出ない価格で購入を諦めました。確か当時の日本円で5万円程度ではなかったでしょうか。
その後カナダへ移住し、私とカウチンセーターの長い付き合いが始まったのです。

カウチンセーターの歴史

カウチンセーターの故郷はカナダ西南部のバンクーバー島ダンカンという町にあります。太平洋に面したブリティッシュ・コロンビア州の州都ビクトリアから60キロ北上したところに位置します。
「カウチン」は先住民の言葉で「暖かい土地」という意味で、気候に恵まれたこの地では、古くから先住民が豊かな自然の恵みを受けて生活していました。この先住民がコースト・サリッシュ族に属するカウチン族です。サリッシュ族は文字文化を持たなかったため、カウチン族の編み物の起源ははっきりしません。

19世紀中頃にヨーロッパ人の入植がはじまり、移住者は羊を持ち込みました。こうしてそれまで山羊やウールドッグの毛で衣料品や毛布を作っていたカウチン族に羊毛文化が伝えられました。1864年、セント・アン教会の修道女によって学校が作られ、編み物が教えられたことが記録に残っています。

1885年の記録では、英国から来たJ.カルビン夫人が二人のカウチン族女性を雇い、羊毛から毛糸を作り、自分の出身地シェットランド地方のフェアアイルの編み方を教えたとあります。欧州風の幾何学模様、さらに身近な動物や神話に出てくる鳥などを大胆に編みこんで、次第に現在のようなカウチンセーターが出来上がりました。
代表的な図柄であるサンダーバードは、1935年アール・ジョージという男性が妻の母のためにデザインしたとされています。各編み手の固有の文様はパターン同士を交換することで共有され、広まりました。
カナダダンカン市にあるカウチンセーター博物館
現在ダンカン市にはカウチン博物館があり、初期の記録や羊毛を紡ぐ道具類、現存する古いセーターなどを今に伝えています。また、現在カナダ国内ではカウチン族の編み手の製作品のみを「カウチンセーター」と呼ぶことが許されており、先住民の生活と伝統文化の保護がなされています。

 

カナディアン・セーター

先住民カウチン族によるカウチンセーターに対し、それ以外のカウチン風手編みセーターは、すべてインディアン・スタイル、あるいはカナディアン・セーターと呼ばれています。
19世紀中メリー・マキシム社のカウチンセーターパターン途、ヨーロッパから移住してきた人々にとって、手編みセーターや、靴下は防寒の必需品でした。したがって羊毛の需要も大きく、ウール・ミル(工場)と呼ばれる羊毛糸工場が生まれました。現存する最も古いウール・ミルは、カナダ建国より早く、1857年設立のブリッグス・アンド・リトル社です。
カウチン族の住む太平洋側とは反対の東海岸、大西洋側、米国に接するニュー・ブランズウィック州ハービィという町に工場ができ、現在も同じ場所で仕事を続けています。このようなミルで生産された毛糸は地元だけでなく百貨店を通じてカナダ全土で販売されました。
初期の代表的百貨店であったウッドワード社は、毛糸販売促進のために手編みのパターンを作って売ることを考えました。1947年、同百貨店から以来を受けたメリー・マキシム社のステラ・ショーシンが3つのパターンを考案し、そのプリントの販売は大成功しました。1952年にはデザイナーのバリー・ギブソンが、長方型グブとセットインスリーブが同じパターンでどちらも作れるようになりました。このように安定した毛糸の供給と、より行き届いたパターンの市販によって、毛糸の手編みブームは1980年代まで続きました。
この市販されたメリー・マキシム社のパターンの中に、カウチン風セーターがありカナダ全土の一般家庭で同じ柄、同じ配色のカウチンセーターが編まれる結果となりました。これらのセーターは現在日本の古着市場に出回っています。
寄稿:KANATA社 Ushijima 』

 
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