ロバーツニットでお取り扱いしているアランセーター、カウチンセーター、アイスランドロピセーターは、それぞれその国原産の良質なウールを使用して編んだセーターです。
基本的に水にひたしてのお洗濯は必要ありませんが、もしもお洗濯をする場合は下記の諸注意をよくお読みになってお手入れして下さい。
アランセーターは、アイルランド製のウールを使用しており、油分を多く含んでいるため、独特のソフト感と弾力性のある品質の良い毛糸を使用しています。
この油分を含んでいることによって、水分や雪などをはじいてくれる役割もあり、寒い中、海へと漁に出かける男たちのためのセーター、つまりフィッシャーマンセーターといわれるゆえんでもあります。
この大切な油分を失わないためにも、お洗濯はできるだけしないで下さい。
特にドライクリーニングなどをしてしまうと、大切な油分が失われ、ふんわりとした毛糸が硬くなってしまうことがあります。
お手入れ方法は、お洗濯をしないこと。
また良質なウールは折れる繊維なので、アクリルセーターのようにごみを取り込んで毛玉になってしまうことがありません。毛玉もできにくいかと思います。
もしも毛玉ができたときは、手でていねいに摘み取ってあげてください。
カウチンセーターの毛糸は、脱脂加工をしていないウールなので、油分を多く含んでおり、ほどよい張りと光沢、重量感がありながらも、柔らかな肌触りのバージンウールです。
この毛糸を"6PLY YARN" 6本をより合わせて1本の太い毛糸にし、手編みされたものが本場カナダのカウチンセーターです。
カウチンセーターは、アランセーターと同様、できるだけ天然の油分を抜かないためにも基本的には洗いません。毛玉が時々できますから、それは手で摘んだり、はさみで切り取って下さい。
数年着ていて汚れが気になってきた時には、下のお洗濯方法を参考にして下さいね。
アイスランドの固有種の羊毛からとったウールを"Lopi(ロピ)"といいます。
ロピウールは、メリノウールとも違った特色のあるウールで、ロピウール繊維は軽くて弾力があり、繊維内に気泡があって空気をたくさん含んでいます。
そのため、ロピウールで編んだセーターは軽くてとてもあたたかいのが特徴です。
ロピウールで編んだアイスランドロピセーターは、毛足が長くて軽いのが特徴です。
お手入れは、時々ブラッシングして毛足を整え、毛玉ができたらつみとって下さい。
アイスランドロピセーターも、他のセーターと同様に基本的には洗いません。
それでも、汚れがとても気になってきた場合などは、下のお洗濯方法を参考にして下さい。
セーターに強い汚れがついてしまったときなど、どうしてもお洗濯せざるを得ないときがあります。
そのときには、こちらのお洗濯方法を参考にしてくださいね。
1. 冷たい水にデリケート洗い用の洗剤を入れ、セーターを静かに漬け置きします。
2. セーターを押す感じで繊維の間にやさしく泡を通します。しぼったり、もんだりしない!
3. 冷たい水に柔軟剤を溶かして入れ、セーターを押して数回とおします。
4. 冷たい水でやさしくすすぎます。
5. 静かに水から引き上げて、タオルにくるみます。
6. セーターの形を整えて平置きにしてかわかします。
直射日光や熱風を当てるのは避けて下さい。
コツは冷たい水を使うこと。
お湯を使うと縮んでしまいます。
しぼったり、強くもんだりせずに、
やさしく泡を押し出すように洗うことです。